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台湾 高雄訪問記(+TSMC museum)

2025年10月07日

2025年10月7日

飛行物体です.

所用で台湾 高雄に赴く事となり,その期間内でTSMC博物館の予約を取得することができました.

今回の旅で食事などの印象的だった事象について綴っていきます.

【1日目】日本〜高雄の移動(タイ・エアアジア)

来たるは2025年7月中旬.成田空港から高雄国際空港へ発ちます.当日はまばらな雨.欠航の可能性もある中でと渡航となりました.

航空会社はタイ・エアアジアです.高雄はドンムアン行きの経由地点に設定されています.

この航空便にはWi-Fi,映像,音楽など何も備え付けられていないのでもし利用する方がいれば暇をつぶせる手段を持っていきましょう.

もちろんですが,充電用のコードなど設置されていません.

やることが無さ過ぎて,同行者と喋っていましたが,タイ独特(?)のデカ顔面広告に不満を示していました.

高雄国際空港~美麗島駅

入国を済ませ,台湾の移動で御用達となる交通系ICのEasyCardにチャージをします.

今回のチャージはコンビニで行いましたが,もちろん駅の機械でも行えます.

Red line(捷運紅線)の駅(高雄国際機場站)に向かうため建物を出ると,東京より蒸し暑い夏の蒸気と謎のオブジェの反射光を浴びることとなります.

そこから苦も無く北上し,美麗島駅で下車するとそこにはムーディーな空間が広がっています.

時間帯によって明かりが付いてたり付いていなかったりするので雰囲気が全然変わります.

ホテルまで歩き,チェックインを済ませたら,腹ごなしへ街へ繰り出します.

何度も食事を摂ったエリアのため,まとめて紹介します.

(夜市もありましたがそこでは飲食していません)

美麗島駅周辺の食事

●Dandan Hamburger(丹丹漢堡)

鳥(ペリカン?)のイラストが目立つ,台湾南部限定のファストフードチェーンです.

対応は現金のみなので注意しましょう.

注文はセットメニューの番号でも行えるのでやりやすいです.注文は外で,商品は中で受け取る仕様.

104台湾ドルのメニューを注文し,出てきたものがこちらです.

フライドチキンの味は普通ですが,骨がかなり厄介です.ちなみにフライドチキンの骨が厄介なのは他の場所でも同様です.

赤肉麺線の見た目は蕎麦の切れ端を餡に入れたような感じですが美味しいです.

赤肉麺線,日本で流行ってくれると助かります.

●川老頭鍋貼与蒸餃

夜市の近くでやっていた店で,2種の餃子を頼みました.が,ここは期待したほどではなかったと思います.

食事中に餃子の皮らしき部分が口内に突き刺さるようで,少し危険性を感じながら食事をしました.

●三民水餃牛肉面

Webの記事を頼りに夕食を探した際にヒットしました.

炒飯とワンタンスープで115台湾ドル(582円)と非常にリーズナブルです.

炒飯は普通に美味しかったですが,ワンタンスープのワンタン以外が微妙に口に合わずでした(薄味+野菜の匂いが原因と考えられる).

おばちゃんが数人で切り盛りするタイプの街中の店ですが,今回の旅で一番の店はここでした.

【2日目】新竹

早朝に高鐵左營站(左営駅)を発つ台湾高鐵の列車に乗ります.

チケットの購入は券売機かWebサイトで行いますが,チケットの発行を行うために券売機には立ち寄る必要があります.

左営から新竹までのチケットは,一人1200台湾ドル(6075円)くらいでした.

台湾高鐵の車内では地下鉄と異なり飲食が許可されております.本当は車内販売の弁当を食べてみたかったのですが,ランチ時間(10:00〜13:00),ディナー時間(17:00〜19:00)のみの販売だそうでこれは断念しました.

代わりに左営駅のセブンイレブンに寄って朝食を確保しました.合計119台湾ドル(602円)です.

左営~新竹までは80分程度の道のりです.

新竹に到着したら,駅前で黄色タクシーをピックアップします.Google MapのTSMC Museum of Innovation 台積創新館 - 需預約(免費) を見せると,日本語で挨拶を返してくれました.

270台湾ドルの料金を支払い,TSMC museumへ到着しました.

TSMC museum+新竹の街

約20分前に到着し,入館までしばらく待機します.案内の際,日本語の音声ガイドを受け取ることができました.(予約は日本語ガイドでは無かったと記憶していましたが,通してくれました)

ロッカーに荷物を預け,始めにビデオを鑑賞します.これは日本語でした.おそらく,日中英の3言語バージョンあり,訪問者グループで放映言語を切り替えているのだと思われます.

複数のグループが前に入っていき,順番にビデオを見ていました.

館内の展示は基本的に文章か映像で構成されており,分野にある程度詳しくないと理解できないような内容がほとんどです.

創業者の張忠謀(Morris Chang/モリス・チャン)の言葉や,関連する企業の人物の発言くらいは分かります.

私が撮影したものを何枚か掲載します.

シリコンウェハをかたどったモニタによる紹介映像

TSMCの世界シェア率を示した紹介ボード

加工プロセスの進化を示した紹介ボード

ギャラリー出口にあるアート作品

こんな感じなので,興味が無い人を連れて行くのは避けましょう.

入館は80分の制限だと聞いていましたが,多少長居しても問題なさそうです.

VR鑑賞の体験がありますが,TSMCとはほぼ無関係のシンプルな作りの3D映像が見れるだけなのでそんなに見る必要は無いかと思います.

その後,炎天下の新竹市を歩いて新竹科學園區探索館へ向かいました.ここは予約入館無料です.

機械や市の歴史の展示がありますが,翻訳されていない文章も多いです.

ここから新竹科學園區科技生活館まで歩き,バスで新竹駅まで戻りました.正確な価格は忘れましたがタクシーよりはかなり安いです.夏の新竹を徒歩で移動するのは東京と比較してもキツイです.

新竹はとても静かな街で,外を歩いている人間が非常に少ないです.印象で言うと東京の平和島~有明の周辺が近いかもしれません.

【3・4日目】高雄周辺

コンビニエンスストア

午前から用事が3・4日目は,コンビニで朝食を摂りました.

台湾全土にある全家(Family Mart)やセブンイレブンでは日本で見かける商品も非常に多いです.

多くのコンビニには食事可能なスペースが設けられており,これが日本のものと大きく違う点です.

(台湾はそもそも朝食を外食で済ませる文化があるとか.おそらくその煽りだと思われます)

一部のコンビニ食品を紹介します

●ごままん

胡麻で作られた餡が入ったホットスナックです.全家(Family Mart)のものがメインなので,セブンイレブンでは売っていません.

●冷凍チャーハン

その場の電子レンジで温めてそのまま食べることができる鮭入りチャーハンです.

日本のものを知っていると流石に見劣りしますが,それなりに食べられる味です.

●おにぎり

味はかなり日本のものと近いです.普通に美味しい.

●牧場直送4.0(ラクトアイス)

見た目通りのバニラアイスです.普通に美味しい.

ホテル目の前のコンビニで買って部屋で食べましたが,持ち歩くと一瞬で溶けそう.

大型商業施設 統一夢時代(Dream mall)

用事を済ませて観光モードに完全移行した際,真っ先に目を付けたのが「統一夢時代」です.

正確には夢時代と統一時代百貨が合体した設備のようで,観覧車や映画館まである立派な作りです.

地上階で9フロア,地下と屋上を合わせると12フロアあります.

コナン映画もやっている模様です.また,ちょうどアニメフェア(?)が開催されていたようで,見覚えのあるものの展示が多数ありました.

B1フロアにフードコート+レストランエリアがありますが,ここでの食事はかなり高いです.

21PLUSという店で食事を摂りましたが,一回の食事で2000円を超えてしまいました.

【残り+最終日】諸々の観光

ここからは上記で触れていない飲食などについて綴ります.時系列はバラバラです.

塩埕埔駅 永和小籠湯包

まず台湾で食べたかった,小籠包.

塩埕埔駅から近い立地ですが,バスで行きました.市内のバスは意外と便が少なく,列車を乗り継いで行く方が賢明だと思います.

野外で食事するので雨天時は厳しいでしょうが,行ってみても良いと思います.

「喧嘩禁止」の看板があるように,治安が悪めのエリアらしいので一応は注意しておきましょう.

三多商圏 高雄大遠百 食金湯経典面食館

土産物探しに周辺の百貨店を回った後,牛肉麵を食べるために立ち寄りました.

高雄大遠百11階のフードコートの一角にある店舗で,入りやすいです.

ノーマルな牛肉麵だと思いますが,それなりの値段でした.

帰国

帰国時は高雄国際空港に朝一で向かいました.早朝すぎて食事場所が無く,朝食を食べそびれました.

保安検査が終わると食事処はほとんどありませんが,土産物を購入するには困らないかと思います.

3回目の台湾ということもあり,かなり行き慣れて来ましたが,しっかり観光できた感じはありません.

どこか行くときは事前にしっかり調べて計画を立てましょう.(戒め)