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EU周遊記 2 -ドイツ 生活諸々/スーパーマーケットREWE-

2024年11月11日

スーパーマーケット REWEで買える食品たち

ドイツには大規模チェーンのスーパーマーケットに"REWE"というものがあります。日本的な感覚だとイオンとコンビニの間くらいの品揃えです。

食事はほとんどここで購入したものを食べています。特に ja! というブランドのものは安価で手が届きやすくなっています。


ヨーロッパに来てまともな食事は摂れないのかもしれないと一部覚悟していましたが、その予想は半分外れ、半分的中でした。

というのも、どのブランドで買おうが、肉はかなりの美味でこの点で困ることがありません。むしろ日本に帰った時にソーセージが食べられなくなるかもというレベルで美味しいです。


肉はいけることがわかりましたが、日本人的に試したくなるのはインスタント麺です。日本でおなじみの日清・味の素からカップ麺が何種類か販売がされているものの、私の口にはどれも合いませんでした。

特に、Sobaシリーズはどれも同じような独特な風味が混ざっており私はこれがあまり受け付けられませんでした。

その中でも出前一丁(Demae Ramen)とOYAKATAラーメンは、まだ食すことができるほうでした。しかし、何か一歩か二歩足りない、そんな印象があります。

こちらのカレーライスは「カレー」部分はよいものの、米の部分が受け付けられず(おいしくない)、カレーで流し込むようにして食べました。少なくとも日本人には合わないと思います。

REWEで見つけた中で特に良かったのは、"ja!"ブランドのハンバーガーと"Maggi"カップ食品シリーズで、個人的にはこれがインスタント系で一番だと思います。ただし割引になっていないときはまあまあ高いです。

ハンバーガーの方はレンジで温めて食べられますが、プラスチック容器が収縮するので別容器に出して温めたほうがいいです。

そしてもう一方の"Maggi"シリーズはどれも味がよく、お湯を入れ、スプーンでかき混ぜて5分で完成します。腹への溜まり具合としては、日本のコンビニおにぎり1つと同程度といった感覚でした。

日本にはない類のインスタント食品なので、お土産にしようと思います。

Nutri-Score

加工食品には"Nutri-Score"という表記があり、栄養価でA~Eまでのランクが分けられています。

パスタや野菜のようなものにはA、肉はEに近くなる傾向があります。(ソーセージ・ハンバーガーとかはC~E) 一部インスタント食品のものでAのものを選ぶのは別によいのですが、肉などでAに近いものはすなわちVEGAN食品にあたります、肉を選ぶときは私はこれを避けてC~Eのものをよく食べていました。

また、Haltungsformという表記があるものも多く、こちらは動物の飼育環境の良さを表しているようです。

REWEで買えるお土産候補たち

REWEで見つけた個人的にお土産としてよさそうな候補をピックアップします。

Nutela(ヌテラ)

こちら有名なチョコレートペーストですが、でかい種類と少し小さめの種類を見かけました。

でかい方は最終的に消費しきれず、寄付するという形になりました。マジででかいのでもしお土産にするなら小さいほうをお勧めします。(画像は小さいほうです)

日本でも入手する機会がありそうなので、帰国してから探してみてもよいでしょう。

HARIBO(ハリボー)シリーズ

お馴染み、グミのHARIBOです。

どの店舗に行ってもHARIBOコーナーがあり、そこに数十種類のグミが並んでいます。

コーラはもちろん、ベリーやタイヤ型(?)などいろいろなものがあるので試してみるとよいと思います。

また、スティック包装タイプのHARIBOグミもあります。こちらはメントスやガムのノリに近いもので、レジ前に単品で置かれていることが結構あります。セットで買ったほうが安いです。

Maggiシリーズ

私がインスタント食品の中で一番良かったと感じた食品です。若干かさばるものではありますが、ちゃんと美味しいのでお土産としていいと考えています。

基本的にはパスタがメインのシリーズで、別枠でジャガイモペースト的なものもあります。パスタ系にはチーズ系とトマト系に大きく分かれ、個人的にはチーズ系が好みです。

ただ、しっかり混ぜないとパスタの硬さが残るので「お湯いれて放置!」というよりかは、カレーメシとかの結構混ぜる系だと思ってもらったほうがいいです。

SodaStreamシリーズ

こちらは要するに「炭酸で割って飲めるシロップ」です。

日本では見かけることのない「ペプシコーラ」のシロップが売ってあり、1本で9Lの炭酸で割ることができると記述してあります。

ペプシ以外にもいくつか種類があり、炭酸水が広まっているドイツ文化にマッチした商品でしょう。

味はまずまずといった感想です。「一応コーラとして扱える炭酸割りジュース」くらいの感覚で飲むといいと思います。

hoepfner(ビール)

画像は公式サイトより

ドイツと言えばもちろんビール。しかし私は酒の味がよくわかりません。

そこで白羽の矢が立ったのが現在私が滞在している「カールスルーエ産のビール」です。

調べてみても日本から購入する手段がなく、自力で輸送するしかありません。

Spekulatius(スペキュラース)

土産候補でおなじみのクッキーです。REWEブランドから出ている商品もあり、手軽に持ち帰るのによさそうです。

ドイツ人にドイツ土産で日本に持って帰るものでよさそうなものはないか?と聞いたときに返ってきた答えです。

手に入る飲み物(ボトル系)

選択肢はまあまあありますが、300~500ml程度のペットボトルになった途端選択肢が減ります。

お茶はありません。お茶を持参したいなら、滞在場所でボトルに淹れたものを持ち運ぶしかありません。

紅茶やハーブティーはスーパーでも多く取り扱っているので、これで良いという方は試してみてもいいと思います。

ただし、麦茶や緑茶のような日本で馴染みのあるものは基本無いと思います。

また、ビールなど酒とジュースの値段はそんなに変わらないといった印象です。

特に「リンゴジュース」や「オレンジジュース」といった果物系のジュースは中でも特に高いです。

日本では見かけない、"Cola-Mix"というタイプの炭酸飲料があるのですが、ラベルを見る限りではオレンジなどの風味が混ざっているようです。

私の語彙では風味を表現できませんが、確かにコーラ+何かという飲み物だとは思います。

駅舎などではMc-Cafeを始めとした店舗で飲み物を購入できますが、たまに抹茶系が売ってることがあります。ただ、飲んでいないので味は不明です。

デポジット文化

多くのスーパーマーケットでは、このような機械が置いてあります。(駅にあったりもする)

こちらはドイツ行きの先輩から聞いていた文化の一つで「ペットボトル」「瓶」「缶」のデポジットマシンです。

プラスチックだろうが缶だろうか瓶だろうが吸い込まれたボトルはすべてマシンが文字通り粉砕します。

使い終わったボトル類をこのマシンに放り込むことで、本数に応じた割引券がもらえます。

ここで私にとって罠だったのが、「ラベルを剥がすとデポジットできない」というものです。

マシンはボトルを回転させてセンサでラベルを読み込んでいるらしく、これがはがれているボトルは突き返されます。

このことを知らずに私は3本のラベルを剝がしてしまい、0.75€(=0.25€x3)の損となりました。

また、デポジットのマシンの周辺にはかなり虫がたかっているので、苦手な人は注意です。

外食

ほとんど外食はしていないのですが、メニューなどを眺めていると相場としては安いところで一食7~10€、高めだと10~20€といったところでしょうか。

マクドナルドは一人一食10€前後の価格帯です。ポテトはワッフル型と通常の型を選ぶことができ、ワッフル型は結構美味しいです。

ビールなどドリンクは3€~くらいの印象ですので、しっかり外食するなら15€くらいはかかると思ったほうがいいと思います。

節約したいのであれば、パン屋でサンドイッチを買ったり、スーパーで買ったもので済ましたりするのが良いと思います。

パン

日本のコンビニに近い感覚で、パン屋をよく見かけます。

その中でも滞在箇所でよくみかけたのは"Badische Backstub"というパンチェーン店です。

同じ店に何回か通ってみると、朝・昼休み頃は混雑し、昼を過ぎると店頭に並んでいるパンが少なくなっていることが分かりました。

特にハムなどが挟まっているサンドイッチタイプのものは比較的早くなくなります。ほとんどの店舗で飲み物も買えるようになっていますが、選べる種類は少ないです。

サンドイッチ系は日本でいう弁当やコンビニ飯的なノリで買われるようです。

また、場所によっては陳列ケースに普通に虫が入っていったりしているのでそういうのが気になる方は別の方法を検討する必要がありそうです。

交通面

ドイツは自転車文化が広がっており、"どの道"にも自転車専用レーンがあります。

日本の大通りの横にあるようなレベルではなく、私が見た道のほとんどに自転車レーンがあります。

この自転車レーンですが、日本でも都心で見かけがちな電動スクーターもかなりの数が走っています。

交差点はラウンドアバウト(環状交差点)が多く、日本のように初心者が右左折で困るようなことは少なそうです。

また、歩行者が交差点で横断歩道で渡る際に信号が青になっているのが極端に短い場合があり、少し注意が必要に感じます。

洗濯文化

所変われば洗濯の文化も変わります。私が滞在している宿の洗濯機はこのようになっていました。

日本では何でもかんでも一緒に洗濯をしていたので、洗濯機のMixed設定を使って洗濯していました。

水温と回転速度も都度設定する方式で、最大80℃、分速1200回転させることができます。

というのも、ドイツは曇りや雨の日が多いことに加え、景観保護の観点からあまり洗濯を外に干さないようです。

その代わりに洗濯物は物理的に殺菌するという文化が昔から根付いているとのこと。

また洗剤は日本ではジェルボールと呼ばれるタイプのものを利用していました。洗濯物と一緒に放り込むだけでよいので楽です。

1か月の滞在にちょうど良い分量だったので、箱のセットを購入して使いました。これなら柔軟剤とか入れる場所とか何も考える必要がありません。

インターネット

滞在箇所で何かするとき、マップを見るとき、列車でやることがないとき、必要になってくるインターネット。

Free Wi-Fiがあるような場所で過ごす場合は気にする必要がありませんが、移動が伴うので必ず必要になってきます。

前回も紹介していますが、私は日本で買った物理SIMカードをAmazonで購入して使っていました。

購入したのはThreeという種類のSIMカードです。10日、20日、30日などの期間に加えて4GB, 30GBなど通信量も様々です。

これらを利用するにはSIMフリーの携帯電話が必要です。もし、ロックされている場合は何らかの手段(ショップに行ったり?)で解除するなどが必要です。

私の場合、最初からSIMフリーだったのでこの工程は不要でした。

ただし、最初に国に降り立った時の空港などFree Wi-Fiのある環境で切り替えることをお勧めします。

また、日本で扱えるWebサイトが海外で使えない(もしくは制限される)パターンが結構あります。

私はよくAmazon Primeなどでアニメなどを見ますが、ドイツでは多くのアニメが見れません。

他には構築した棒人間バトル、Yahooニュースなどにアクセスできず結構不便が多いです。

私自身就活中の身なので、企業のサイトにアクセスできないみたいなことがあると特に困ります。

そこで、到着後急遽VPNを契約して日本同様のコンテンツ/サイトにアクセスできるようにしました。

私が使用したのはMillen VPNというサービスです。(宣伝ではありません)

アプリを見るとコメントに「つながらない」という文言が結構書き込まれていましたが、おそらくこれは環境でかなり差が出るものだと思われます。

私自身、宿のWi-Fi経由だと繋がるが、外出先のWi-Fiを使うと繋がらないみたいなことが結構ありました。

仕組み上何かしらのポートやパケットが途中の経路で遮断されているのだと思います。

気になるならWireSharkとかでTCPダンプしてみてもいいかもしれませんね。

その他の店

私が他に回った店としては、"dm"や"Müller"などがあります。

Google Mapが言うところによると、これらはドラックストアです。

"dm"に関しては日本でいうところのセイムスに近い品が売っている印象です。

しかし、私が訪れた"Müller"はデパートに近い店舗でした。地上階には化粧品、地下はドラックストア、1階(=日本でいう2階)以上は鞄、布、容器・食器、日用品、ボードゲーム・ビデオゲーム、模型など色々売られていました。要するに何でも屋です。日本で言うと何が近いんでしょうか。コンビニもここまでの品揃えはありません。イトーヨーカドーやイオンみたいなものですかね。

傘や一部食品などはこちらで購入しました。"Müller"は「どこ行けば売ってるかわからないもの」を探したい場合に重宝しそうな場所です。

今回は生活面の紹介となりましたので、次回は観光の記事といきましょう。