ニキシー管作品制作記
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ニキシー管作品制作記 No.15

2024年5月8日

前回のあらすじ

実装用プログラムを完成させた

前回記事

筐体を塗装する

全てのパーツが出そろいました。しかし、このまま3Dプリンターの印刷物としての見栄えのまま終わるわけにはいきません。

筐体を黒く塗装します。しかし、何をどうすれば塗装できるのかよくわかりません。

情報を収集していくと、秋葉原ラジオ会館8Fのボークスに行けば確実だろうということが分かりました。

というわけで秋葉原に直行し、店員さんに筐体を見せながら要望を伝えたところ以下の工程を踏めばよさそうだということがわかりました。


筐体のやすりがけ(番号が小さい方から)→プライマーを塗る→黒塗料を吹きかける→コート剤を吹きかける


これに従ってやってみましょう。材料の購入ができたら直帰し、準備をします。日が暮れると作業できないので急ぎます。

役者が出そろいました。まずは「筐体のやすりがけ」をします。

平面な板に紙やすりを巻き付けるとよいと聞いたので、家にあった定規を使いひたすらやすります。

使った紙やすりは400番、600番、1000番です。やするのが一番時間が掛かりましたが、たぶんうまくやすれてなかったと思います。

(機械を使ったやすりがけという手段もあるそうですが、そこまでの予算はなかったので紙でやりました)

17時を過ぎるか過ぎないかの時間になり、次の「プライマーを塗る」作業に移ります。

シンナー臭のするプライマーを筆に付け、全パーツに塗っていきます。

筐体を塗料から守るためにつけるもので、実際に見て取れる薄膜が張られます。

というのも、樹脂はラッカー塗料と相性が悪いようで、樹脂を腐食させるのでその予備として使うようです。

20分程乾かした後、庭で黒のラッカースプレーと水性のコート剤(光沢)を吹きかけます。

半日ほど乾かした後、最後のはんだ付けをします。

電源用のスイッチとDCジャックを通すための穴を開け、取り付けます。

完成

全部のパーツを組み立てて、電源を入れます。

ちゃんと点灯させることができました。

というわけで、これにて完成となります。

もう少し手を加える可能性はありますが、この記事シリーズは終了です。

それではまた別の記事でお会いしましょう。