EU周遊記 9 -イギリス ロンドン 生活諸々/バッキンガム宮殿/土産/国立科学博物館/ロンドン交通博物館/フォートナム&メイソン/Harrods-


2024年12月18日
来るは2024年11月6日。この日はまだ回っていない有名どころを回収する日となりました。
今回は最終回前ということもあり少し長めです。
目次
1.バッキンガム宮殿の近衛兵交代 2.国立科学博物館 3.くまパディントンのぬいぐるみを求めて(ピカデリーサーカス散策) 4.イギリスでの洗濯 5.インド系カレー屋 6.フォートナム&メイソン 7.オーストラリア人 8.National Garally 9.ロンドン交通博物館とその周辺 10.土産を求め老舗百貨店Harrodsへ 11.イギリスのパブ(?) 12.EU最後の夜バッキンガム宮殿の近衛兵交代
ロンドンの有名なRoyal Guardの交代式です。11時頃から開始とありますが、人だかりが出来るので10時頃には周辺にいた方がよいです。中央の門の前に陣取れれば一番です。毎日やっているわけではないので事前にサイトで予定を確認してから行きましょう。また、冬場は衛兵がコートを着ているので目に映る赤い服は見ることができません。
待ち構えていると現れたのは気の抜けたラッパを吹く近衛兵です。
聞いている当初はそこまで気にならなかったのですが、後から聞くとちょっと笑えてくる音です。(失礼)
もちろん、ちゃんとした音楽もあります。
宮殿の周辺には公式のショップがありますが、バッグやカップといった高級品が多めでした。
国立科学博物館
宮殿を後にし、サウスケンジントンへ向かいます。
国立科学博物館に入ろうとするも入口が分からず30分程度うろついた後、道に面したところに入口を発見しなんとか入場します。


ここには蒸気機関、宇宙技術、計算機技術等の展示物が並んでいます。保管されている物品はとても多く、しっかり見ようとするとかなりの時間を要します。入館料は無料なので、時間に余裕があれば行ってみても良いと思います。
ロンドン自然史博物館が隣接しており、併せてこちらに行っても良いでしょう。また、この施設は児童向けのものも多く、かなり騒がしいです。
科学博物館は以前から来たい場所の1つでした。それはバベッジの階差機関を見ることです。
ブレッジリーパークのような動くものではありませんが、まあ大きいものです。
また、ここにも時計エリアがあります。ロンドンの時計推しは結構激しいです。
くまパディントンのぬいぐるみを求めて(ピカデリーサーカス散策)
私が滞在したのはパディントン。くまのパディントンについて触れない訳にはいきません。しかし、パディントングッズはロンドン中で販売されており、同じ商品でも値段がまちまちです。

パディントン駅にはパディントングッズメインで売っているのショップが2つあります(なぜ1つではないのか)。さらに、本屋にもパディントンエリアが設けられ、この商品はあちらこちらで売っているのです。

私は以下の写真の商品を購入することを決めました。


パディントン専用ショップでは一つ9.99£で売っていたり、本屋は3つで28£だったりと、駅構内では牽制が行われている模様です。駅前の土産屋なんか12£〜14£などで売っています。高すぎです。一つ2000〜3000円って…
じゃあ、ここ以外の場所なら安くなる可能性がある。と考え街を練り歩いていました。
と、レスタースクエアのFoylesという書店で見つけました。一つ8.99£。これだ!と思い即座に3つ購入しました。その後もこれ以上安く売っている所を見かけなかったのでここで買って正解でした。

現在、このうちひとつが私の自室の頭上に残っています。
そうしてこの周辺を歩いていると、ユニクロや一風堂も見かけました。


また、この周囲にはアニメ・漫画絡みの店が何軒かあります。フィギュアが大量に売っている店もあって驚きました。
また、ポケモンカードを探したのですが、いわゆる「パック」単位で売っている場所が無かったので買いませんでした。
Forbidden Planet London Megastoreというところに「セット形式」のポケモンカードは売っていたもののこちらは流石に買いませんでした。
しかし、遊戯王など様々なゲームがあり、かなり人が入っているので人気ではあると感じました。
パディントンが手に入ったので、散策をやめてパディントンへ戻ります。(変な文章)
イギリスでの洗濯
パリの滞在は短かったので気にする必要がありませんでしたが、ロンドンでは洗濯が必要になります。
パディントン駅から5分ほど歩いたところにCentral Washなる洗濯屋があり、合計3回ここに通っています。
洗濯機乾燥機がそれぞれあり、クレジットカードで決済するのが基本です。(一応現金も使える)
洗濯は7£、乾燥は5£です。2回は洗濯のみ、最後は乾燥まで行いました。
インド系カレー屋
「イギリスはインド料理が美味しい」という話を聞き、少し離れたFlavors of Indiaという店へ向かいます。

バターチキンカレーを頼み、辛さは普通にしましたが(うろ覚え)これが結構辛いです。
美味いには美味いですが、日本でよく見るネパール人経営のカレー屋のあの味には一歩足りない感触です。
この店で私は様子を見に来た店員に"It's OK"と言ってしまいました。後から判明するのですが、この返しは完全にアウトです。
どうにもあまりよくないという意味を持つらしく、だからオーナー風味の人がわざわざ話しかけてきたのでしょう。
Excellent!のような表現をしなければならないようです。
そんな大失礼をかましていることにも気づかぬまま、15£を現金で支払い、釣りはチップだと言って渡しておきました。これで相殺できていればよいのですが...
フォートナム&メイソン
そして来るは2024年11月7日。ついに帰国前日となりました。本日は予定なしで散策がメインです。
今日もホテル備え付けの紅茶を飲んでからピックアップした有名どころへ出かけます。

こちらはイギリスの老舗百貨店で、王室御用達の店舗だそうです。ここでは様々な紅茶絡みの商品が購入できます。
紅茶そのものの品揃えはもちろん、茶菓子やポットも購入できるようです。庶民には精々紅茶パックを購入するのが限度だと思います。陶磁器はやはり高いです。日本から通販で購入することも可能ですが、こちらは店舗より少し割高です。
ちなみに比較対象はロイヤルブレンド 25TBです。こちらは店舗だと6£(=約1200円)ですが、通販では1728円となっています。(2024年11月11日確認)

撮影日はクリスマスの1か月以上前ですが、クリスマス商戦が始まっているようです。
画像の看板にある"Sleigh Bells"(スレイベル)ですが、サンタクロースがやってくる時に鳴っているあの鈴です。
同じベルを表す「ジングルベル」っていう名前はどこから出てきたんでしょうね。
「ジングルベル」で調べると、Jingle(=ジングル)というのはどうも擬音的な使い方のようで、件の曲がこの名称を広めたっぽい?
↑の話のソース > クリスマスソング「ジングルベル」知られざるオリジナルの歌詞とは?
オーストラリア人

再びピカデリーサーカス付近を散策していると"Excuse me?"のお声がけ。周囲、荷物への警戒を一瞬でMAXにして応対します。
大英博物館はどこかと聞かれたので、"この辺りではない"とだけ答えます。"I'm new""from Australia"と言う彼に対し、日本のNorth of Tokyoから来た(埼玉を知る人は少ないと判断)と伝えます。
少し話すと、彼はなんと埼玉を知っていることが判明しました。実際は埼玉から来たこと。2日後に帰国する事を伝え、握手を交わし彼と別れます。
彼が視界に居るうちに荷物を素早く全チェック。鞄、あいてない。紐、切れてない。スマホ、手元にある。
確かに大英博物館は地図見ながらでも少し分かりにくいです。
わざわざアジア人に道を聞いてくる人がいたらスリに警戒しましょう。話しかけられたら警戒厳となせ。この場合は幸いただの道尋ねでしたが。
(もしくは実行を断念したかです。話しかけられた直後、牽制のつもりで周囲を一度大きく見回しています。)
問題なし。と判断し視線を街へと戻し、散策に戻ったのでした。
National Garally


トラファルガー広場の眼の前にあるNational Garally。
ここの入館は無料ですが、オンラインでチケットが必要です。
しかしここで思わぬ誤算が発生しました。液体ベースの飲み物を全て捨てなければならなかったのです。
私はここで朝ペットボトルに詰めてきたオレンジジュースを捨てることになりました。
いつものテロ対策もあるでしょうが、環境活動家の件の対策もありそうです。

なお、ゴッホエリアの展示チケットは売り切れで購入できませんでした。ここは事前予約必須です。


ちなみにここの作品は1つも分かりません。私は美術品に対して感想を言える素養も、聖書の全体感も持っていません。
(通っている大学で突っ込まれたらぐうの音も出ません。授業用に買った聖書はあるのですが、辞書サイズなのでもちろんほとんど読んでいません)
ロンドン交通博物館とその周辺

主にロンドンのバス、地下鉄についての歴史を窺い知れる施設です。入館料は大人24.5£、学生23.5£と、しっかり取られますが、突然訪問を決めても問題はない施設でしょう。

イギリスは鉄道発祥の地。それらの歴史を含みて見ることができますが、最も驚いたのは「馬に車両を引かせていたことがあった」ということです。

今でいうところのトラムや路面電車に近いような車両を馬が引いているのです。
これを馬の力で引けていたということに驚きつつ、様々な展示品を見て回ります。





ロンドン地下鉄が延長してきた歴史の映像などを見て一通り楽しんだらそのままショップを一目見て出ます。

博物館周辺にあるCovent Gardenエリアを移動している中、パッフェルベルのカノンが聞こえたので、クラシックを弾くアーティストを少し高めの位置から眺めていると、活動資金としての寄付をせがまれました。
手にはCDが会ったので「CDは売っているか」と聞きました。
「もちろん!」と言われたので、私は「そのCDが日本で使えるか調べてみるから、後でもう一度話します」と言ってその場を後にしました。
現金がちょっと余っていたうえ、クラシックは嫌いじゃなかったので買っても良かったかもしれません。
英語という遅延が挟まることによってこんな口八丁ができたことに驚きつつ、ピカデリーサーカス周辺を突き抜けていきます。
土産を求め老舗百貨店Harrodsへ
バスに乗り、Harrodsを目指します。(恐らく14番のバスに乗車しています)

幸運にも2階席の最前列に座れたので、動画や写真を撮りつつその運転を見ているとまあまあ危なっかしいです。
(リンクは無加工の8分22秒の動画です。Youtubeに上げているのは半分ストレージとして利用している意図があります)
ダブルデッカーで相当な大きさのバスを車間スレスレで通り抜けていきます。
正式なロンドンのタクシードライバーになる試験が世界で見ても難関であることは知っていましたが、これは別の意味でも難しそうですね。
しばらくすると、百貨店Harrodsの看板がでかでかと見えてきます。

イギリスでは有名だという百貨店Harrods。その歴史は200年に近づいているようです。
高級百貨店ということもあり、そんなに大したものは買えませんが、地下のフロアには土産物に適した商品がずらりと並んでいます。日本語もかなりの頻度で聞こえます。

ここで私は追い紅茶を購入し、高級そうな緑の紙袋片手にパディントンへの帰路へつきます。
(余談)私の実家には出自不明のくまのぬいぐるみがあったのですが、両親が新婚旅行中にHarrodsで購入したものであることが帰国後に判明しました。
値札がついたままであり、価格なんと14£。およそ23~24年前なので、£は170±10円くらいの時です。昨今はイギリス国内のインフレもあるので今よりまあまあ安いです。
イギリスのパブ(?)
イギリスのパブの酒を試すためにパディントン駅近くのFountains Abbeyというパブへ入りました。
0階(日本式1階)ではサッカー中継をしていて、「パブ」として騒がしいです。
「ここで食事できるか?」と聞くと上に上がってくれと言われたので上がると、なにやら高級感ある空間(レストランエリア?)に通されます。
Japanese Karaage Taste(うろ覚え)なるメニューを見かけました。
十中八九日本人の舌には合わないと思ったので安定を取ってまたまたフィッシュ&チップスを頼みます。
目配せで格闘すること数分すると、やっと来てくれます。
加えて、Cider(日本ではシードルと呼ばれる酒)を頼んでみます。


先に出てきたのはCiderの瓶です。後ろのキャンドルに照らされて光っているような写真になっています。
Ciderはリンゴ酒のようですが、日本で見る果実酒のような甘さはありません。
後から大皿のフィッシュ&チップスが加わります。

雰囲気も相まって、フィッシュアンドチップスも美味しいです。
自分は一人だったので、周りがカップルだらけだったらいたたまれなくなっていたことでしょう。
隣には4人ほどの男女が集まってテーブルを囲んでいました。自分と彼ら、ウェイター以外はその場にいませんでした。
その後再び目配せで格闘すること数分。会計を払って、「レシートの要求」でもう一度目配せ数分。
出てきた額はやはりレストラン料金です。その上に酒代が乗っかって合計30£。か~なり高級な食事となりました。(13£でもありえんくらい高いですが)
フランスでも同じですが、この目配せ文化どうにかならないんですかね。時間かかりすぎです。
EU最後の夜
なんだかんだやり残したことは多そうですが、そうは言っても最終日。
最後にパディントン周辺でやっている土産屋を見て、ロンドンバスのミニカーを購入しました。
ロンドンタクシーのミニカーは買うのか迷いましたがこの時点では買いませんでした。

これでミニカーはベンツ2台とバスが1台です。以前大和ミュージアムで戦艦大和のミニチュアも買っています。
私はこういうミニチュア的なものが好きなようです。
最後に昼間に買っていたUNDERGROUNDのステッカーを嬉々としてPCに貼り付けようとすると、その問題は起こりました。

接着面がシール側にくっついていないではないですか。そこに残ったのはべたべたする白紙とUNDERGROUNDロゴが印刷された紙です。
これで3.99£するのがEUクオリティです。そこいらの土産屋で買った自分にも問題があります。
かといって今日は最終日なので、もう新しいものを買えないとこの日は諦めました。
翌日は4:00起きなのでミニカーを含めた荷物を可能なところまでまとめます。
ドイツから付き添ってきた洗濯洗剤ディスクもここでおさらばです。これらは日本の水に合わないので、持って帰る意義は薄いです。
また、容量を気にして一部の古いタオル等も廃棄します。
さあ、最後の夜となってしまいました。次回はヒースロー空港から羽田への道。EU周遊記最終回です。