EU周遊記 7 -イギリス ロンドン グリニッジ天文台/軽巡洋艦ベルファスト/タワーブリッジ-


2024年12月13日
目次
1.案内アプリcity mapper 2.パディントンからグリニッジへ 3.グリニッジ公園とカティ・サーク 4.グリニッジ天文台見学 5.ビッグベンへ。しかし入れず。 6.軽巡洋艦ベルファスト 7.Tower Bridge案内アプリcity mapper
本日は2024年11月3日です。一部列車は運行していないようですが、City mapperというマップアプリはそれらの情報をひっくるめて表示してくれるので、超便利です。地下鉄は通信環境ゼロなので、逐次通信を必要とするGoogle Mapはあまり役に立ちません。

また、私のAndroidスマートフォンでは日本語対応しておらず、デフォルト設定が繁体字になっていたので、Android側の設定から言語をEnglishへ変更して利用します。
パディントンからグリニッジへ


City mapperの指示に従い、Greenwich Park(グリニッジ公園)を目指します。
paddington(パディントン)駅を出立し、茶色のBakerloo(ベーカルー)線のsouthboundに乗ります。ベーカルー線は一回り小さく、中も落書きが多いです。
聞き覚えのある地名をいくつも楽しみつつ、Elephant & Castle(エレファントキャスル)駅でバスに乗り換えます。(Southbank University口から出ると書いてあります。位置も正確です。他のアプリもこれくらい優秀になって欲しいですね)
改札を出て右側にEというバス停があります。バスということは、ロンドンの有名なダブルデッカー(2階建てバス)です。なお、乗車後は座るまで律儀に待ってくれるなどということはなく、結構揺れるので注意です。乗り方は日本とほぼ同じです。オイスターカードを乗り降りの時にかざします。53番のバスに乗り、20分ほどするとグリニッジ公園に着きます。ここまでの交通料金は4.45£です。
グリニッジ公園とカティ・サーク


降り立つとそこは開けた草原と広々とした公園が広がっています。公園にはランナーや犬連れの人が相当数おり、しっかり躾けられています。ここでリスを追いかける犬を初めて見ました。本当に全力で追っかけてます。彼らを眺めつつ公園を一回りした後、水族館を横目にCutty Sark(カティサーク)周辺へ向かい、マクドナルドで朝食とします。


マクドナルドを出たら、近くのスーパー"TESCO"に入ります。

TESCOはイギリスのチェーンのスーパーで、(イギリスでは)比較的安価です。
食料、菓子などが売ってありますが、そんなにバリエーションはない印象です。
特に食事に関しては「これならいけるかも」と思わせてくれる食品が全然ありません。しいて言うならポテチがいけるかもくらいの感覚です。
ここでは、ドイツにいた時と同じものに見えるカフェラテ(3.85£!)を買いました。

このカフェラテはEUで見つけたお気に入りの一つです。これだけでスタバ並みに高いけど。
カフェラテを飲みながら、船を見て回ります。(特に開いているところもないので散策するしかない)

天文台とカティーサークはまあまあ距離がありますが、駅はこのあたりにあるので列車で来る場合はここを通ることになると思われます。
グリニッジ天文台は10時から開きます。学生なら割引が効くので6£得です。
(余談)104£で買える観光地周遊チケットがあります。これは1日だけの料金で、大人なら厳密に予定を立てて5〜6箇所の施設を見なければ元が取れません。しかも、列が無いことやストライキが無いことに賭ける必要がありこれは買わないことにしました。
見学前にグリニッジのショップを覗くと、アストロラーベや望遠鏡のグッズ(本物もミニチュアもある)、時計などが売っています。そこで私は目にしてしまいました。125£の機械式懐中時計を。
グリニッジ天文台見学

ショップには後でもう一度来るつもりで、入場します。天文観測、子午線、時間計測の歴史といった極めて知的好奇心をくすぐる展示を一通り見終わるまでに、およそ90分かかりました。

日本人の家族連れもいました。ここは外国人観光客多めなようです。

定番の子午線跨ぎの写真を撮り、ショップへ向かいます。
125£(=2万5千円)の機械式懐中時計
以前から懐中時計や機械式時計に目をかけていた私は、見学を大いに楽しみながら、それを購入するかどうか本気で悩んでいました。
デザイン:良し、機械式:良し、値段:手が届かない程ではない。むしろ今持っている機械式腕時計の出費の方が3倍している。
私が悩んでいる要因は即ち「値段」でした。悩むのが値段なら買え。の言葉に従い、私はそれを購入する事にしました。
店員に、ショーケースに並んだ時計について質問します。「これが欲しい。開けてもらえますか?」
気になった点は3つです。
1:これはどうやって身につけるのか
2:この時計の動力は何か。(本当に機械式か。電力ではないか)
3:私は日本から来たので、英国に来るのは難しい。もし壊れたらどうすればよいか。日本で修理できるか。
おそらく5分間程度の応答で、回答を得ました。
1:バーを上着のボタン穴等に引っ掛けて、ポケットに入れて使うものである(実演を見て)
2:手で毎日巻いて使うものである
3:ちゃんと使えば10年20年と使えるはずだが、日本で修理するには、自分で業者を探す必要がある。英国でなら、同封の紙に書かれている職人に連絡するか、当ショップへ連絡を入れるのがよい
疑問はおよそ解決しました。125£のこれをください。と伝え、色はゴールドがよいと伝えます。
懐中時計の台も売ってましたが台だけで60£だったので流石に買いませんでした。
丁寧に箱の上から袋を2重にしてもらい、鞄に詰めてグリニッジを去ります。

次は時計つながりのビッグベンへ向かおうと考え、カティサーク線Bank行きへ乗ります。(Bankは銀行ではなく川のへりという意味です。地図を見ると意味がわかります)
(余談)帰国後、私は外出時大抵この懐中時計を身に着けています。気になる方は話しかけてみてください。嬉々として語ってくれることでしょう。
ビッグベンへ。しかし入れず。
Cutty Sark(カティサーク)線とJubilee(ジュビリー)線を乗り継いでHeron Quays(ヘーロンキーズ)、Canary Wharf(カナリーワーフ)、Westminster(ウェストミンスター)と移動します。


ヘーロンキーズ駅を降りると、川を挟んで両側に駅があることに気づきます。この写真はヘーロンキーズ駅から撮っていて、正面の駅は隣のカナリーワーフ駅です。
なお、乗り継ぐカナリーワーフ駅は写真の駅ではなくこっちの地下の駅です。

さて、ビッグベン前に到着したのは良いですが、何やら集会をしている模様。

雰囲気も少し良くないです。ウェストミンスターの治安はそんなに良くなさそうです。
川の水質改善を訴えるもののようですが、一瞬クジラのオブジェが見えたので即時退散、退散!(日本人と鯨の組み合わせは嫌な予感しかしないからです)Westminster駅へ戻り、Tower bridge方面の列車へ乗車。London Bridge駅で下車します。
軽巡洋艦ベルファスト
ロンドン橋とロンドン・アイを眺めつつTower bridgeへ向かう途中、川に軽巡洋艦ベルファストが浮かんでいることに気づきます。


時間はまだ猶予があるので飛び込むと、入場料+ガイドブックで料金合計28.9£でした。音声ガイドはありますが日本語は無かったので代わりにガイドブックを購入し、船内を一周します。音声ガイド、買ったほうが良かったかも。


船内は船らしく通路が梯子だったり、狭かったりします。
その中の無線室を見て、私はイギリスに来たかった最大の理由を思い出しました。
ブレッジリーパーク!!なぜ忘れていたのか。ベルファストに寄っていなかったら忘れていたかもしれないと思うと助かりました。明日行こう。帰ってから確認。と心に留め、観光を続けます。
提督室や食堂、操舵室で船長の椅子(高い)に座ってみたりして、下船します。
するりと出口を抜け、正面に見えるTower Bridgeへ向かいます。
Tower Bridge


Tower Bridgeに到着です。「はちゃめちゃにでかい!」というよりかは「まあ大きな橋だな」くらいの感覚です。
瀬戸大橋やしまなみ海道、レインボーブリッジみたいな別格の規模と比べてはなりません。日本、意外と世界一を取っているものがあります。
Tower Bridgeの学生料金は10.1£です。エレベーターと階段どちらでも橋へ上れます。2つの通路は展示室となっており、Tower Bridge建設の経緯と変遷を見学できます。

ところどころに動画展示もあります。没案とかが見れますが、没になった案はまあまあぶっ飛んだ印象を受けるものもあります。
これはこれでいろんなアイデアとして使えそう。
高い建造物恒例のガラスの床もあります。

今度は橋を降りてEngine Roomへ向かいます。この時、橋を反対側まで渡る必要があります。(地面に印がある)
Engine Room前にはショップが併設されていますが、ここでは何も買いませんでした。Engine Roomの見学のみ行います。


Engine Roomはその名の通り、Tower Bridgeのつり橋を駆動させる動力部です。蒸気機関でこれが動いていたのかと思うとまあとんでもない規模です。

でかい蒸気機関と言えばタイタニックや軍艦がありますがそれらと肩を並べるのではないでしょうか。かつては1週間で20トンもの石炭を消費していたのだとか。
そのままロンドン塔を横目に、Tower Hill駅へ向かいます。そこからCircle線1本でPaddingtonへ帰ります。(Tower Hill駅の入口が分からず5分さまよう)

フィッシュアンドチップスで夕食!…のつもりがフィッシュを買い忘れてただのポテト&バーガーというファストフードになってしまいました。次の日にまた食べましょう。
日の変わらぬうちにブレッジリーパークのチケットを取り、今日の旅はおしまいです。
次回。開いていないブレッジリーパーク施設。