EU周遊記 6 -フランス パリ から イギリス ロンドンへ Eurostar/パリ北駅〜パディントン駅/ロンドン地下鉄-


2024年12月08日
現在イギリスはEU加盟国ではないのでタイトル詐欺的になりますが、旧EU圏としてお許しください。
来たるは2024年11月2日、ロンドンへのユーロスターは12:40発車なので少し朝に余裕があります。
目次
1.スーパーマーケットMONOPRIX 2.ホテルからパリ北駅へ 3.出国審査・入国審査・保安検査 4.出発の待機・乗車 5.パリ北駅からロンドンへ 6.宿の前にちょっと寄り道 7.パディントン駅へスーパーマーケットMONOPRIX

チェックアウトの前にスーパーマーケットMONOPRIXへ向かい、食事や土産になるようなものが無いか見て回ります。
エコバッグが欲しいという親族の要求を受け、中を見て回るとレジ前に何種類か置いてありました。

これを4つと少しは腹の足しになりそうなお菓子を購入し、パリ北駅へ向かうバスへと乗り込みます。

(余談)このエコバッグは盗難防止用のタグがついていたのですが、セルフレジで支払い、それに気づかず持ち出してしまいました。帰国後これを破壊するのに弟が苦労しました。
ホテルからパリ北駅へ
パリ北駅へはバス一本なのでこの道のりに関して特に言及する事はありません。強いて言うなら10回の回数券をジャストで使い切ったというところでしょうか。過去の自分の読み、当たりです。

バスを降りるとパリとは思えない程人の流れがない駅入口が佇んでいました。そう思ったのも束の間、中に入るとしっかり人はいます。


この色合い、構造が空港の雰囲気を想起させます。スーツケースの人間も多く、長距離移動の要所であることが感じられます。
出国審査・入国審査・保安検査

フランスの出国審査→イギリスの入国審査→保安検査を連続で対応します。パスポートを連続使用することになるのでしまわないようにしましょう。

特段詳しい質問をされることもなく、するすると3つの門を抜ける事ができました。

その後の待機エリアでジュースを購入しましたが、保安検査は空港より緩めで液体持ち込み可能(この時点で缶ビールが6本ある)なので、やはり外で買いましょう。ターミナルでの販売価格はどこの国に行っても数倍増しです。オレンジジュースが1本3.6€です。
出発の待機・乗車

かなり早乗りしたので、待機エリアはまだまだ空いています。イギリス、フランスのコンセントに加えてUSB電源があるので暇つぶしは十分にできます。

発車時刻が近づくと、ゲート前には馬場で出走を待つ馬の如く人が集まり始めます。門が開くと一斉に乗客が向かっていきます。

ドア前の係員にチケットを見せOKをもらうと乗車できます。

私が乗車するのは最後尾の車両です。席は完全に決まっているので、争奪戦はありませんがスーツケースが置けないと困るのでなるべく早く行けるようにしました。
パリ北駅からロンドンへ

発車の定刻から10分遅れています。まだ発車していないのに、食事が出てきました。
ベジタリアン用ではない方を選択し、飲み物はリンゴジュースを頼みます。(おそらく)麦・きゅうり・サーモンの和え物、ベリーの菓子(名前がわからない)とパンです。食べられない程ではないですが、まあ、美味しくはないです。知ってた。パンも硬いし!ドイツの店で買ったソーセージとパンが懐かしくなります。食器も食事も冷蔵したものをそのまま出してきてるようで、キンキンに冷たいです。

スタイルは飛行機とほぼ同じで、食事の後、お茶かコーヒーが出てきます。流石紅茶だけは美味いです。British tea最高。
そんな中、列車が動き始めました。さらばフランス。さらばパリ。またいつか。

紅茶も飲み干し、後は到着を待つのみ……と、思ってネットサーフィンをしていたら、なんとロンドン地下鉄のストライキの情報をつかみます。渡航期間に丸被りで、大荒れになる可能性があるとのこと。最終日にヒースロー空港まで行くのが大変になるかもしれないので、滞在中は要確認です。

そんなに不安を他所に、風車や広大な畑が視界に入っては消えていきます。あれ?もう到着予定時刻になった?遅延してる?と思ったら時差で1時間間違えていました。この辺りで時計を切り替えて、と。…………到着の定刻になってもまだフランスを走っています。
遅い、遅い、遅すぎるぞユーロスター。牛さん、お馬さん、白鳥さん、いろんな動物が見れるのはちょっとおもしろいですが、60km/hも出ていないようなことが多いです。
イギリス時間15:10(元の到着時刻は14:30)。フランス Calais(カレー)の街を越えやっとStrait of Dover(ドーバー海峡)のトンネルに入り、列車は急加速します。時速は不明です。しかし日没まで1時間しかないぞ!
イギリス時間16:15頃、Welcome to Londonというアナウンスとともにロンドンへの扉が開きました。

DENT社の時計を見上げながらホームを出ると、軽快なストリートピアノの演奏が出迎えてくれました。
宿の前にちょっと寄り道
今回の旅で私はドイツ、フランスと移動してきました。ここで初めて正式な英語圏に降り立ち、英語がまともに使えるという安心感があります。
読める、読めるぞ!看板も地下鉄の運行情報も読めるし列車の中の内容も読める!分かる!それもあってか、東京と似た雰囲気を感じていました。

少し歩いてking's cross(キングスクロス)駅に移動し、件の9と4分の3番線をチラ見します。人が多すぎて並ぶ気にはなれません。日もほぼ沈んでいるのでそそくさとその場を後にします。
駅の地下にもぐり、交通用ICカードであるOyster Card(オイスターカード)を購入します。カード本体7£+30£チャージで37£です。
券売機は日本語対応なので、簡単に購入できます。ちなみに、これが無くてもタッチ決済機能付きのクレジットカードやGoogle Pay等があれば交通機関には乗れます。
私は半分記念品として購入しましたが、節約したいなら買う必要はありません。日本ほど交通系ICが色々なところで使えるわけでもないので。
本日のレートは1£=¥197.8。ほぼ1ポンド約200円です。つまり数字は200倍で考えるのが良いという事ですね。末恐ろしい値段。
パディントン駅へ
キングスクロス駅からpaddington(パディントン)駅まではHammersmith(ハマースミス)線に乗って5駅です。間には某探偵で有名なBaker Street(ベイカーストリート)駅があります。

オイスターカードをしっかりタッチし、改札を通ります。というのも、タッチに失敗するとペナルティが発生するようなので注意しています。

パディントン駅に到着し、同じく注意しつつ改札を出ます。ドイツ、フランス、イギリスの列車よ乗り方は全然違います。イギリス・フランスはかなり日本式に似ています。
パディントン駅に着いた時には、まだ17時過ぎというのに外はすっかり真っ暗。そんな中ホテルに到着です。気さくなフロントのあんちゃんの手を借りて30kgはあろう激重スーツケースを運搬してもらいます。
あとで気づいたのですが、この運搬作業、チップが必要な場面です。(翌日、彼に会ったので"荷物を運んでくれたチップだ"と5£札を渡しました)


その日は身体がパワーを欲しがったので、ケンタッキーフライドチキンでMEGA BOXなる商品を購入しホテルで貪りました。狭すぎて食べる場所がベッドの上しかないのでバスタオルを敷いて食べました。料金5.49£、メニューの中どころか、ファストフードの類では周辺で一番安いレベルでこの値段です。

シャワーを浴び、明日からの最終観光に備え、時折聞こえてくるサイレンにロンドンを感じながら、汗ばむ程に暑くなった部屋で眠りにつくのでした。